『屋根を見せて!』訪問業者にご用心!!
こんにちは!
今回は、戸建ての人に是非、知ってほしい訪問業者のお話です。
訪問業者って、色んなタイプの業種がいますよね。住まいに関する業者も実は多いのです。
その中でも特に多い『屋根修理』を狙った業者について、ご紹介します。
こんな言動に要注意!
ピンポーン♪♪
①「近くで工事してるんですけど、工事中にお宅の屋根が見えて、一部が剝がれていまして…」
②「メーカーの点検で、この地域を周ってるんです」
③「無料で見ますよ」と屋根に登り、見ようとする
④「今ならキャンペーンで通常より安い」と契約を急かす
⑤断ると「屋根に登れる人いるの?」「直す業者、知らないでしょ?」と言ってくる
⑥「今やらないと雨漏りがひどくなる」と煽る
⑦断っても、なかなか帰らない
これは実際にあった言動の例です。
弊社のお客様からも昨年だけで10件程、こんな業者が来た!と話を伺いました。
実際に屋根が壊れいたと聞いたら不安になりますよね。その心理を突いて、とにかく言葉巧みに誘導してきます。
実際に屋根に登らせてしまった・・・
「実際に屋根に登らせてしまった、不安だから見てほしい」と、お客様からご相談がありました。
この写真を見てください。
実際に登って点検してみました。
割れなども特になく、業者さんにはいったい何が見えたのでしょう?という様子。
でもこの写真には何かが写っています。
分かりますか?
そうです!白いテープが貼られていました。
近づいてみると・・・
現場でよく使われる養生テープがペタッと貼られていました。
もしかしたら、テープが貼ってあるところが欠けてたりするのかな・・・?
はいっ!
テープを剝がしてみましたが、何にもありませんでした!
もちろんビスを外して中も確認しましたが、異常なしです。
このゆな業者は年間を通して出没していますが、特に台風の後は急増します。
台風で屋根が壊れたという大きな理由がありますからね。
その場合はブルーシートで覆ってテープで止めるだけのの時もあります。
つまり、これがどういうことか皆さんは分かりますか?
今回は、テープを貼られただけで何の被害もありませんでした。
ですが、実例では登った業者が、わざと屋根を破損させるという悪質なケースもあります。
被害に合わないためには?
あたかも、写真を見せて簡易的に応急処置をしたよう見せる悪質な手口ですね。
しつこく電話が来たり、高い見積もりを持ってきて契約を要求してくることがほとんどです。
では、被害に合わないようするには、どうしたらいいのでしょうか?
【効果的な断り方】
☑ はっきり断る!
☑ 質問に答えない!
☑ 絶対に屋根には登らせない
☑ 「お願いしている業者がある」と言う
☑ 「知り合いの業者に頼みます」と言う
☑ あまりに悪質な場合は警察を呼ぶ!
とにかく断る姿勢が大事です!
もし契約してしまったら、8日以内であればクーリングオフ制度が利用できるので対処しましょう!
まとめ
特に狙われやすいのは、
・築年数の経過している瓦屋根の家
・ご年配の方
が被害にあうケースが多いです。
自宅は大丈夫と安心していても、ご実家や親戚、友人・知人など、該当する場合は日頃から注意喚起を話題にしていただければと思います。
こういうのがあると知っているだけでも、いざという時に思い出して被害を防ぐことができるかもしれません。
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
「うちの屋根は本当に大丈夫かな?」と不安な場合は、信頼できる業者に頼むことをおすすめします。
弊社でも点検のご依頼を承っておりますので、お気軽にお問合せください。
著者
ヤママンリフォーム株式会社
代表取締役 畑仲大輔
住まいづくりが楽しくて仕方がない、お客様の笑顔が大好きな建築屋さんの代表。
住宅建築コーディネーター、リノベーションコーディネーター、ライティングコーディネーター、宅建士、ファイナンシャルプランナー、ライティングコーディネーター等の資格を保有し、様々な視点から住まいのご提案や情報を発信しています。