住まいの火災警報器を点検していますか?
秋も終盤になり冬の足音がしますね。
これから本格的な冬にが始まりますが、皆さん何か忘れていませんか?
乾燥している冬は必然ですが、1年を通して気に掛けてほしいのは火災警報器のこと。
今回は住まいと、あなたを守る大事なお話。少しでも生活の中で頭の片隅に置いていただければと思います。
目次
1. 火災報知器の設置
2. 点検・交換について
3. 交換時期はいつ
4. 点検・交換のご相談
火災警報器とは、熱や煙を感知し、音や音声により火災の発生を知らせます。センサー感知と警報発生のスピーカーが、1つの機器に内蔵しており、機器本体を天井や壁に設置するだけで機能を発揮します。
皆さんのご自宅には、火災警報器は設置されていますか?
火災警報器の設置については、新築では2006年に、既存住宅では2011年に消防法により設置が義務付けられています。
設置箇所は寝室や階段、さらに各自治体の条例により台所や居間などへの設置も義務付けています。
住宅火災で亡くなるケースでは、その理由の多くが逃げ遅れと言われています。特に就寝時間帯では、火災に気づかなかったというケースが多いのです。
火災警報機は、火災の早期発見や消火、避難へといち早く行動し、被害を最小限にするためにも大切な設備となっています。
出典:総務省消防庁
※注意※
設置義務化前に建てられた建物で 現在も未設置の場合があります。
未設置でも罰則などは制定されておりません。
私たちが年数の経った住宅のリフォームやリノベーション依頼の際によく聞くのが、
『火災警報器は点検していない』という声。
もちろん使う機会がない方が良いのですが、いざという時に使えなかったら本末転倒ですよね。
そうは言っても、点検や交換について分からないという方が多いと思います。分かりやすく、まとめてみましたので参考にしてみてください。
まずは普段の点検から、始めてみましょう!
□点検って誰がやるの?
賃貸・・・管理会社、大家さん、オーナーさん
分譲マンション・・・管理会社
戸建て・・・住人または施工店
※新築の戸建の場合、施工店が定期点検で確認する場合あり。各施工店にご確認ください。
□点検ってどうやるの?
①定期的な動作確認をしよう!
半年に1回は行いましょう。つまり年2回の点検が推奨されています。
警報器の機種によって点検の仕方が違います。説明書、設置店、メーカーにお問合せください。
※分譲マンションの場合は、管理会社が定期的に消防点検を行っています。
②ホコリが被っていたら、取り除こう!
ホコリが溜まってセンサーの反応を邪魔をしているかもしれません。
お掃除も忘れずに!
交換時期の目安は、いつ頃?
交換の目安は約10年。
なぜなら…
・電池が切れる
・電気回線の不具合
・本体センサーの故障
などの経年劣化の可能性が出てきます。
電池式の場合は、電池切れが近くなると警報器が鳴るものもあります。
ある日突然、『誤作動した!』『急に鳴り出して止まらない!』という、ご相談も多く受けております。
その場合は、警報器の電池を外してください。
電池を交換すれば使用できる場合もありますが、ほとんどの場合が機器そのものの交換時期となっています。
早急に交換をしましょう!
施工店、管理会社、大家さんなど、お住まいの環境により変わります。
どこに相談したら良いか分からない場合は、お近くのまた弊社でも、点検・交換のご相談をおこなっております。
点検のご依頼、何か分からないことがありましたら、お気軽にお問合せください。
参照・出典
総務省消防庁 https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/yobou_contents/qa/
著者
ヤママンリフォーム株式会社
代表取締役 畑仲大輔
住まいづくりが楽しくて仕方がない、お客様の笑顔が大好きな建築屋さんの代表。
住宅建築コーディネーター、リノベーションコーディネーター、ライティングコーディネーター、宅建士、ファイナンシャルプランナー、ライティングコーディネーター等の資格を保有し、様々な視点から住まいのご提案や情報を発信しています。