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熱中症、到来!住まい改善で予防しよう!

2025/06/19
熱中症対策してますか?

ついに夏が間近にやってきましたね。

6月だというのに35℃以上の猛暑日…皆さん熱中症、猛暑対策はできていますか?

 

今回は熱中症と住まいについてお話します!

気候変動により異常な暑さになってきている今、しっかりと対策をして健康に過せようにしましょう!

 

 

 


熱中症が発生しやすいのは?


 

テレビや新聞でも熱中症で緊急搬送されたニュースも見かけますが、多くは屋外での活動中のことばかり。

 

消防庁の2024年のデータを見てみましょう。

熱中症の発生場所は、報道でよくされている屋外が多いのではなく、実は「住居(室内)」が約4割なんです。

そして、熱中症で救急搬送された方の年齢は半数以上が「65歳以上」の高齢者です。

 

※下記、消防庁データ参照。(令和6年)

 

消防庁より熱中症による搬送データ2024

 

 

 

高齢者が自宅で熱中症になるケースの方が多いのですが、「自分は大丈夫」、「自分はならない」など思っている人も多くいます。

まず、その考えは捨てましょう!息子さん、娘さんは親御さんにしっかり注意をお願いします。

また、夜間の睡眠時に汗を多くかいたり、冷房を使用しないことで夜間熱中症になるケースもあります。

 

 


なぜ熱中症は高齢者に多い?


 

では、なぜ高齢者の方が熱中症になるのか知っていますか?

 

■ 体内の水分不足によるもの

体内の水分量が若い人に比べ少なく、そこに排せつや汗で水分が足りない脱水状態が起きやすい。

 

■ 感覚機能の低下

皮膚の温度センサーが鈍くなり「暑さ」や「のどの渇き」を感じにくくなっている。

 

■ 体温調節機能の低下

体内の熱を放出する機能の衰えにより、体内に熱がこもりやすい。

暑いときは循環器への負担も大きくなります。

 

高齢者の熱中症のイラスト

 

 

高齢になると共に、体は変化していますので、いま一度しっかりと頭に入れておきましょう。

 

 


室内熱中症を予防しよう


 

室内での熱中症対策を確認しましょう。

 

■ 冷房を適切に使用する

冷房が体に悪いと考える高齢者もいます。ですが、昔と今では自然環境や自身の体が異なります。「まだ暑くない」という感覚や扇風機だけでは、高温多湿な猛暑において室内環境は改善されません。

 

■ 喉が渇いてなくても、こまめな水分補給を

喉が渇いてからでは手遅れな場合もあります。普段から意識したり、時間を決めて少量ずつ飲むというルールを決めて水分補給をするのも良いですね。

 

 

熱中症対策。左に適切な冷房使用、右にこまめな水分補給のイラスト

 

 

というのが、皆さんもご存知の一般的な熱中症対策ですね。

もちろん体自身の環境を整えることも大切ですが、さらに大事な対策があるのをご存知ですか?

 

 

 


真の熱中症対策は住まいの断熱


 

…それって、どういうこと?

気候変動により、ここ数年の夏の異常な暑さ、高齢者だけでなく子どもや大人にも危険度は迫っています。

そこで住まいの性能が大きく関係してきます。

 

夏の暑さ対策として【室外】では、日よけや、すだれを設置して太陽の日射しを防いだり、シャッターがあれば閉めておくのも太陽の日射しを防ぐのに有効です。

 

【室内】では、内窓を設置したり、住宅の断熱性能をあげることで、室内への熱(暑さ)の流入が少なくなるため熱中症の予防にもなります。

 

住宅と健康の関係についての第一人者である慶應義塾大学名誉教授の伊香賀俊治先生も、気候変動の今こそ家の断熱性能を高めるのは必須と警鐘しています。

 

※参照記事

 SUUMOジャーナル 2024年6月24日掲載より

室内外の暑さ対策にすだれ、日よけ、内窓の設置のイラスト

マンションの場合は関係ないと思う方は注意です!

コンクリート自体は断熱性が低い素材なので、日差しが照り付ける夏はコンクリートが熱されることで室温が上がってしまいます。

また、夜間も圧倒的に暑くなります。それはコンクリートが昼間に吸収した熱を夜間に部屋に放出しているからなんです。

ですから、エアコンを消して就寝をして寝ている間に熱中症になってしまうこともあるので注意が必要です。

 

暑くて寝苦しいイラスト

 

 

断熱性能を上げると冷房の効きが良くなり、設定温度を下げ過ぎることなく室内を快適な室温を保つことができます。だから、冷房で冷やしすぎることが無くなりますし、冷暖房の効率があがるので、電気代の削減効果にもつながります。

 

じつは、猛暑対策で断熱性能をあげること=ヒートショックのリスクを軽減したりと冬の健康対策にもなります。

 

もし、ご家族がヒートショックで倒れてしまい、寝たきりや介護状態になったら、ご本人もご家族も大変ですよね…。

少しでも健康リスクを減らせる住まいにすることをおすすめしています。

 

 

 


今までの常識からの脱却を!


 

気候変動により、夏日や猛暑の多さは、高齢者だけでなく若い世代や子供にも危険信号。

 

一般的な熱中症対策にプラスして、皆さんの暮らしの中心である住まいを快適な環境に整えることが大切です。

 

家で普通に生活をしているだけなのに健康リスクがあるというのは異常なことです。

 

今までの常識である「夏は暑い」「冬は寒い」住まいから脱却をして、快適な暮らしと、いつまでも健康であってほしいのです。

断熱性能を高める工事に対しては、様々な助金制度や減税制度もあります。

ぜひ、住まいの断熱性能を上げることを検討してみてください。

 

私たちYAMAMANが住まいを生まれ変わらせます。

 

断熱性能の高い住まいのご体感や住まいの断熱、補助金・減税制度についてのご相談はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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私たちは、住まいの断熱の大切さを多くの人に知ってもらいたい!という思いで日々活動しております。

埼玉近郊で活躍する住まいづくりの各分野のプロフェッショナルが集まった団体「さいたま断熱改修会議」にも加盟しております。

ひとりでも多くの方が断熱の大切さに関心を持ってほしいと思っています。

さいたま断熱改修会議ホームページはこちら

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