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困ってませんか?電気代!

2025/03/15

 


目次 ~このブログで分かること~ 

 

■ 一生払い続ける光熱費

 

■ 家の断熱性能が鍵!

 

■ 一番の推奨!

  家全体の断熱性能を向上させる!

 

■ ひと部屋から可能!

  部分的な断熱性能を向上させる!

 

 

■ 窓は必須!

  開口部のみの断熱性能を向上させる!

 

 マンションだから関係ない!?

  ペアガラスだから大丈夫!?

 

■ 大型補助金最終年!最後のチャンス!

 

まとめ


 

 

↓ブログはココから↓

 

 

■ 一生払い続ける光熱費!


 

賃貸に住んでいても、持ち家に住んでいても、私たちが生活をしていく限り、一生払い続けていくもののひとつに光熱費があります。光熱費は近年高騰しており、省エネ意識が高くなってきたと感じます。しかし、SNSやニュースなどで「電気代・ガス代の請求が高い・・・」「エアコン我慢」「節電(我慢)しても高い」などの声を見かけます。

現在、光熱費に限らず、日常品、食料品、ガソリン代など様々なものの値上げが続いており、値上げによって家計が圧迫されていると思います。

 

2021年1月~2023年1月までの約2年間で電気代は約1.7倍になっていたのはご存じでしょうか?【下記グラフ参照】

その後、政府による補助金(激変緩和策対策)があり電気代は下がりました。2024年5月使用分までで終了しましたが、2025年1月より電気・ガス料金負担軽減支援事業補助金として再開されました。その補助事業も2025年3月で終了になります。

また、大手電力10社と大手都市ガス4社は、3月使用分(4月請求)は、全社で値上げを発表しています。今後、電気代の値上げが予測されています。

 

 

電気代の推移

 

 

前回のブログでも書きましたが、少しでも出費を減らそうと家電を買い替えるときは、省エネタイプの家電を選んだり、車を買い替えるときは、燃費の良い車を検討していると思います。

ただ、家の燃費について検討したり、考えたことがあるという方は少ないのではないでしょうか?家の燃費を良くすれば、光熱費を下げることは可能です。

光熱費は生活していく限り、一生払い続けていく費用です。しっかりと対策を行い、毎月の支出を抑えるのか、対策をせずに高い光熱費を払い続けるのか、答えは明白です。

 

 

 

  家の断熱性能が鍵!


 

ブログや弊社ホームページにも記載していますが、日本の既存住宅の約90%が現行の断熱性能を満たしていないとういう事実があります!日本の住宅の断熱性能というのは軽視され続けてきました!

極めて低い断熱性能がエネルギー費用負担を増大させる原因になるだけではなく、健康被害のリスクの可能性も分かってきています。健康被害のリスクについては、ヤママンの住まいづくり内の「健康・省エネな住まい」を参照してください。

 

参照:健康・省エネな住まいはコチラ。

 

 

 

日本の既存住宅の断熱の割合

 

 

 

前述のとおり、光熱費は生活していく限り、毎月出ていく費用で一生払い続けるものです。

光熱費高騰の今、削減対策は必須!と言えます!

では、どのように断熱性能を向上させればよいのでしょうか?

 

 

 

 

■ 一番の推奨!

  家全体の断熱性能を向上させる!


 

一番推奨している方法としては家全体の断熱性能を向上させる方法です。冬も夏も、家のどこにいても快適に過ごすことの出来る、家全体の断熱性能を高めること一番推奨しております。

 

条件はありますが、弊社では引越しをせず住みながら家全体の断熱性能を現行の断熱基準のトップレベルへ向上させることが可能な「LIXILまるごと断熱リフォーム」という高性能住宅工法を採用しております。

 

 

LIXILまるごと断熱リフォームのイメージ図

提供:LIXIL

 

 

 

まるごと断熱リフォームの家にすると、昔の家(昭和55年レベルの家)に比べ、月4000円の電気代を抑えることが出来ます。20年間で960,000円、30年間で1,440,000円電気代を抑えることが出来ます。

 

また、家全体の断熱性能を向上ことと同時に太陽光発電システムを設置すると、より電気代は抑えることが出来ます。昔の家(昭和55年レベルの家)に比べ、月の電気代は半分になり、20年間で2,040,000円、30年間で3,060,000円も電気代を抑えることが出来ます。

電気代が今後高騰を続けていくとこの差はもっと広がってきます。

 

 

LIXILまる断の電気代低減効果

提供:LIXILまるごと断熱リフォームカタログより抜粋

 

 

 

 

 

■  ひと部屋から可能!

   部分的な断熱性能を向上させる!


 

家全体の断熱性能を向上する以外には、ひと部屋から出来る部分的な断熱性能の向上があります。現在の壁や床を壊さずに、既存の壁、床の上から真空断熱材を貼ること出来る「LIXILココエコ」という工法になります。

家全体を推奨しておりますが、費用も工事期間も掛かります。そこで費用も抑え工期も短縮出来、ひと部屋から工事可能です。

 

暖房効率が上がり、電気代は大きく削減。リフォーム前と室温を同等以上に保ちながら、エアコンの消費電力を削減しており、リフォーム後は少ないエネルギーで快適な室温を実現できます。

過ごす時間が長いリビング、温度差が発生しやすい廊下や洗面室、寝室などから、ひと部屋のみ工事するもよし、組み合わせて工事するものよしと断熱性能を向上したい場所を自由に選択できます。

 

 

エアコンの連続運転累計電力消費量

提供:LIXILココエコ性能データブックより抜粋

 

 

 

 

 

 

■ 窓は必須!

  開口部のみの断熱性能を向上させる!


 

熱の出入りが一番多いのは、窓や玄関などの開口部になります。

下記図より、夏は外部から70%以上の熱が流入し、冬は室内の熱が約60%も外へ流出しています。

日本製のエアコンのエネルギー効率は世界でもトップレベルと言われていますが、窓の断熱性能が悪ければ、いくら省エネ性能が優れていても電気代はより掛かってしまいます。

それは、夏、室内を冷やす際に開口部から外部の熱がどんどん入ってきてしまい、室内温度が常に高い状態をエアコンは冷やそう、冷やそうと電力をたくさん使います。冬は逆に室内のエアコンで暖められた空気がどんどん開口部から出て行ってしまうと、エアコンは暖めよう、暖めようとしますので電力をたくさん使います。

 

 

住宅の熱の出入りを表す図

 

 

 

窓の断熱性能を向上する改修方法には、いくつかの方法がありますが、お手軽で費用を抑えることが出来る内窓の設置をお勧めしております。

 

 

 

内窓・LIXILインプラスの説明

提供:LIXIL

 

 

↓LIXIL:内窓「インプラス」のご紹介↓

 

 

 

20年間で450,000円以上、30年間で670,000円以上の電気代を抑えることが出来ます。

内窓の設置は工事費用も抑えることができて、費用対効果は抜群ですので窓の工事は必須と考えます。

 

 

 

LIXILインプラスの内窓の費用対効果

提供:LIXIL内窓インプラスカタログより抜粋

 

 

 

 

 

■ マンションだから関係ない!?

   ペアガラスだから大丈夫!?


 

稀に、「うちは戸建みたく寒くない!マンションだから関係ない!」「うちはペアガラス(複層ガラス)だから大丈夫!」と聞くことがありますが、本当に大丈夫でしょうか?弊社でご相談いただく方の中には、築浅のマンションの方やペアガラス(複層ガラス)の方でも冬の窓際が寒い…。というご相談があります。

 

ご自宅のサッシの材質は何かご存じでしょうか?

住宅サッシメーカー5社の協力を元に調査を行った、「住宅用建材使用状況調査」2024年3月版によれば、アルミサッシの採用率は全国で66.7%、樹脂サッシは33.2%となっています。年々、アルミサッシは減少し、樹脂サッシが増加しているのですが、まだアルミサッシが多く存在しています。

 

断熱性能の高い住宅にお住まいの方や、お調べになった方はご存じだと思いますが、アルミサッシと樹脂サッシでは熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が大きく違います。樹脂サッシの熱伝導率は、熱を伝えやすいアルミに比べ約1000分の1になります。熱伝導率が低い樹脂サッシは熱の移動を抑える(熱が伝わりにくい)ので、省エネ効果があります。

 

樹脂サッシは、省エネで快適な住環境をつくるために誕生しています。先進国の樹脂サッシの普及率は、60%を超えており(韓国:約80%、フランス:69%、イギリス:66%、 アメリカ:67%)、日本の普及率33.2%に比べ普及率が高くなっています。

省エネ基準の厳しい環境先進国では樹脂サッシの断熱性能が標準になっており、樹脂または木製サッシ(Low-E複層ガラス入り)以上の窓でなければ家を建てることができないような基準により先進国では樹脂サッシが主流になっています。

 

 

 

各国の断熱基準に合わせて使える窓

参照:樹脂サッシ工業会ホームページより

 「各国の断熱基準に合わせて使える窓」

 

 

 

今のお住まいのサッシが熱の移動の大きいアルミサッシであれば、省エネ効果の高い樹脂サッシにすることで省エネ効果は高くなります。

マンションでもアルミサッシが多く採用されていますので、マンションに住んでいても「マンションだから関係ない!」ことではないのです。

 

また、単板ガラスに比べ断熱性能が高いペアガラス(複層ガラス)であっても、上記表でわかるように、サッシ自体がアルミであれば熱の移動が大きいため、「ペアガラス(複層ガラス)だから大丈夫!」にはなりません。

 

実際に窓断熱工事を行った方の声で「エアコンの利きがよくなったので設定温度を変えた」というお声を聞きます。エアコンの設定温度を1℃変える(冷房1℃上げる、暖房1℃下げる)と消費電力を10%~13%程抑えることが出来ますので、電気代も削減できます。

しっかりとした知識で省エネ効果を高め、電気代を抑えましょう。

 

 

 

 

 

 

■ 大型補助金最終年!最後のチャンス!


 

断熱性能を高めることで、電気代を抑えることが出来ることは理解出来たのではないかと思います。ただ、工事には費用が掛かりますので、予算のことも気になると思います。工事が大きくなれば金額も大きくなりますが、効果も大きくメリットもある…。簡単な決断にはなかなかならないと思います。

 

是非、補助事業を活用してください。様々な国の補助事業があり、地方自治体でも独自の補助事業がある場合があり、国の事業と併用可能なものもあります。

 

省エネ、断熱工事に対しては、Co2削減の観点から多くの補助事業があるので、「知らなかった」では損をしてしまいます。

実際に弊社で提案した際にお施主さまから「知らなかった」「どこで知ることが出来るの?」と補助事業のことを知らない方が多いです。

 

窓は必須!と書きましたが、政府が発表している窓のリノベーションに対する国の大型集中支援は2025年が最終年になります。

エネルギー費用負担の軽減と住まいの快適性の向上、大型補助金最後のチャンスになります!(下記GX実現に向けた基本方針資料参照)

 

先進的窓リノベ2025事業では、窓改修工事の約5割程度の補助金が戻ってきます。

※窓の種類、大きさなどにより補助額は変わり、約5割戻ってこない場合もあります。

 

 

GX実現に向けた基本方針参考資料より

 

 

 

補助事業には、工事前に事前応募して採択されてから工事を行って良い事業や、応募のスケジュール期間が決まっているものなど事業によって様々ですのでご注意ください。 

 

また、省エネリノベーションを行うと、所得税の税額控除や固定資産税の減額措置といった減税措置も条件次第では受けられる可能性があります。

 

補助事業や減税措置を知らないと損をしてしまいます。損するのではなくお得に賢くリノベーションしましょう。

補助事業、減税措置について、詳しくは弊社担当へご相談ください。丁寧にご説明させていただきます。

 

 

 

 


まとめ


 

断熱性能を高めることによって、電気代の軽減は実現できます。それだけではなく、健康リスクの低減、何より毎日過ごす場所が快適になることは一番のメリットだと思います。

これは、築年数が古い戸建住宅に限りません。比較的新しいマンションでさえ、悩んでいる方がいたり、改修することにより効果が出たりします。

 

リフォームで一番多いのは水廻り設備のリフォームです。確かに毎日使う設備も良いものになれば快適になるかもしれませんが、まずは断熱リノベーションを検討して欲しいと思います。

今まで工事をしてもらっている工務店、建設会社、リフォーム会社があるのであれば、その会社様に断熱リノベーションや補助金や減税措置に関して積極的に聞いてみてください。しっかりとした回答が返ってこない場合は、残念ながらあまり勉強していないと思いますので、その場合は是非、弊社へご連絡ください。

 

断熱リノベーションは大きくなれば大きい程、奥も深く、難易度も高いですし、補助金もスケジュールや経験が左右されます。

弊社では、断熱リノベーション専門店として断熱工事を専門に行っており、長年、補助事業や減税措置をご提案、サポートをしておりますので、安心してご相談ください。

 

人生100年時代に突入したと言われています。この先、生涯払い続ける光熱費の削減対策は、大型補助事業がある今がお得に出来るチャンスになります。対策をせずに後悔することがないようにしっかり検討してみてください。

 

まずは、弊社へお問い合わせ、ご相談お待ちしております!